小児歯科
お子様・小児の
歯科治療について
まずは慣れてもらうことが大切
お子様の歯科治療の際、怖がるお子様も多くいます。親御さんにとっては、少しでも早く治療が終了し、来院回数を減らしたいことでしょう。そのお気持ちはとてもよくわかります。
お子様の歯科治療で最も大切なことは、最初に怖がらせないということ。初めて歯科を受診されるお子様の保護者の方は、まず、「歯科医院に遊び行く」くらいのお気持ちでお願いしたいと思います。なぜなら、お子様の場合、最初に「怖い」という印象を持ってしまうと、それを払拭するのがとても大変になってしまうからです。「一度の治療ですっかり歯医者嫌いになってしまった」という話もよく聞きます。ただ、当院にはベテランの歯科衛生士が在籍し、しっかりサポートいたしますのでどうぞご安心ください。
無理な治療は行わない
治療そのものについては、痛みがあるなどの急性症状がない限り、無理矢理治療をする必要性を感じません。本当に初期の虫歯などは、削らないで経過観察するほうが予後がよいこともあるほどです。したがいまして、当院の小児歯科治療では、まず初診時は歯科医院の雰囲気に慣れていただき、実際に使用する器具などを見て、触って、体験することで、恐怖感を減らすとところからスタートします。そして、具体的な治療は来院2回目以降に行っていきます。
治療中、治療後は、少々ぐずったとしても、親御さんはたっぷり褒めてあげてください。そういったポジティブな印象から、うまくいけばお子様も、「また来ようね」という気持ちになってくれるものです。
これを何度繰り返しても成果が上がらない場合には、抑制下での治療も視野に入れますが、できる限りお子様にとってやさしい治療を行ってまいり。ですから、まずは歯医者さんに遊びに来るつもりで来院してください。当院ではお子様がリラックスできるように、アニメなども用意しています。
虫歯になりにくい
生活習慣をつける
時間を決めない食事やダラダラ食べは、虫歯リスクを高めます。お子様にはなるべく規則正しい時間に食事をして、食後30分後に歯みがきをさせてあげてください。食べた後に歯みがきが難しい場合は、水うがいだけでもしておきましょう。
また、ご来院の際には虫歯を予防するためのフッ素の塗布や、歯科衛生士によるブラッシング指導、砂糖より虫歯になりにくい代用甘味料のご紹介なども行いますので、ぜひ定期的に足を運ばれることをおすすめします。
MFTの指導
MFTとは、口腔筋機機能療法（Oral Myofunctional Therapy）を略した言葉で、口腔周囲筋のバランスの調和を取ることで，歯列・咬み合あわせを正常に保つことや、咀嚼・嚥下・構音といった口腔機能の発達を支援する手法です。虫歯になりやすい口呼吸の改善なども含めて、「お子様のお口の健やかな発達」「なぜ虫歯になったか」という部分に重きを置いて、指導させていただきます。
