ハル歯科医院blog
量を減らしても油断禁物! むし歯リスクを上げる「だらだら食べ」
こんにちは。院長の春日井です。
秋が深まるこの時期は、栗など旬を迎える味覚が楽しみのひとつです。
モンブランや栗きんとんなど、栗を使った和洋のスイーツも豊富で、つい甘いものに手が伸びますね。
一方で、甘いものを楽しむときに気をつけたいのが、むし歯の予防です。
実は、甘いものは食べ方を少し工夫することで、むし歯のリスクを減らすことができます。
◆「量」だけじゃない! むし歯のリスクを高める要素とは?
甘いものによってむし歯のリスクが高まることは、よく知られています。
実は、このとき注意すべきなのが甘いものを口にする「量」よりも、「回数」と「時間」です。
とある研究では「一度に大量の甘いものを食べる」よりも、「少量の甘いものを頻繁に口にする」ほうが、むし歯の発症が多かったことが判明しています。
だからこそ気をつけたいのが、スマホやテレビを見ながらの「だらだら食べ」や、甘い飲みものをこまめに口にする習慣です。
では、なぜ「回数」と「時間」がお口の環境を悪化させてしまうのでしょうか。
その理由は、「溶ける」と「修復」を繰り返すお口の仕組みにあります。
◆お口の中は「溶ける」と「修復」の連続!
その仕組みを知るカギとなるのが、私たちの歯を守ってくれる「だ液」の働きです。
私たちが何かを食べるたび、お口のむし歯菌が作り出した「酸」によって、歯の表面は少しずつ溶け始めます(脱灰:だっかい)。
しかし、ここで強い味方となるのがお口で分泌される「だ液」です。
だ液には「酸」の働きを中和する力に加えて、歯を修復してくれる力(再石灰化:さいせっかいか)があるのです。
こうして私たちのお口の中では、日々この「歯が溶ける」と「修復される」のバランスがシーソーのように変化しています。
しかし、頻繁に間食をしたりだらだらと食べ続けたりすると、むし歯菌がずっと活発な状態になり、歯が溶かされる時間が長くなってしまいます。
この「溶かされる時間」が「修復される時間」を上回り続けることで、やがて歯に穴が空いてしまいます。
これが「むし歯」の正体なのです。
◆メリハリのある食生活で 歯の「お休み時間」を作る!
むし歯を防ぐためには食べ方にメリハリをつけて、だ液が歯を修復する「お休み時間」をしっかり確保することが大切です。
そのために効果的なのが、「おやつは食後にまとめて食べる」、「普段の飲みものは糖分のない水やお茶を選ぶ」といった工夫です。
さらに、毎日の歯みがきに加えて、歯科医院で定期的にケアを受けることも大切です。
日々の歯みがきではとり切れない汚れも、プロの手で丁寧にとり除くことができます。
いつまでもご自身の歯で食事を楽しめるよう、毎日のセルフケアと歯科医院でのケアを続けていきましょう。
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