ハル歯科医院blog
気になるお口のネバつき、放置しても大丈夫?
こんにちは。院長の春日井です。
「春眠暁を覚えず」という中国由来のことわざがありますが、春は寝心地がよく、つい寝すぎてしまうこともある季節です。
十分な睡眠をとることは大切ですが、うっかり寝坊しないように気をつけたいところですね。
そして、しっかり寝た朝に気になるのが、お口のネバつきです。
◆なぜ、朝起きるとお口がネバつくの?
朝、起きたときにお口の中がネバつくと不快に感じる方も多いのではないでしょうか。
これは健康な人にも起こる生理現象ですが、実は、睡眠中のだ液の量が関係しています。
体が休息モードに入る睡眠中は、消化・吸収のためのだ液が必要なくなるため、分泌量も日中に比べて大幅に減少します。
すると、だ液のクリーニング作用や細菌を抑える力が弱まり、お口の中で細菌が増えやすくなります。
こうして増えた細菌が作り出すネバネバした物質が、起床時のお口のネバつきの原因です。
加えて、だ液が減って細菌が増えやすい夜間はお口のネバつきだけでなく、むし歯や歯周病のリスクが高まる時間帯でもあります。
だからこそ、寝る前は時間をかけて丁寧に歯を磨き、細菌のエサとなる汚れをしっかり落とすことが大切です。
また、朝の歯みがきは寝ている間に増えた細菌を洗い流し、ネバつきや口臭を除去する役割があります。
このように、朝晩それぞれの役割を意識して歯みがきを行うことが、お口の健康を守るポイントです。
「毎日丁寧に磨いてもスッキリしない」「日中も強いネバつきを感じる」という場合は、主に次の2つの可能性が考えられるため注意が必要です。
(1)歯周病
歯周病菌は歯と歯ぐきの境目に付着し、ネバつきの原因となる物質を作り出して自らが住みやすい環境を整えています。
歯周病は、痛みなどの自覚症状がほとんどないまま進行する病気ですが、お口のネバつきが初期サインとして現れることも少なくありません。
(2)ドライマウス(口腔乾燥症)
だ液の分泌量が少なくなるドライマウスも、ネバつきの原因の1つです。
加齢やストレス、薬の副作用のほか、就寝中の口呼吸が影響していることもあります。
だ液が減ってお口を洗い流す力が弱まると、むし歯や歯周病、口臭のリスクが一気に高まるため注意が必要です。
◆「いつもと違う」と感じたら要チェック!
「いつも以上にネバつきの不快感が強い」などと感じたら、実はそれがお口の状態の変化を知らせるサインかもしれません。
◆特に注意が必要な「ネバつき」の特徴は?
起床時のお口のネバつきの多くは一時的なものですが、中には日々のケアだけでは改善しないケースもあります。
痛みや見た目の変化がなくても、お口に気になる点があれば早めに歯科医院を受診しておくことが、大きなトラブルを未然に防ぐ近道です。
ささいな点でもご不安に思うことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
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