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「磨いている」と「磨けている」は別物!? 歯ブラシが届かない汚れの対策

こんにちは。院長の春日井です。
5月は新茶の季節です。

爽やかな香りとともに甘みや旨みを豊富に含むといわれており、お茶請けのお菓子とともにおいしく味わいたいですね。

さて、おいしいものを食べた後は歯みがきが欠かせませんが、実は、歯ブラシで磨くだけでは汚れは完全に落としきれません。

 

◆歯ブラシだけでは落とせない汚れ

「毎日しっかり歯を磨いているのに、むし歯や歯周病になってしまう…」

その原因の1つに「歯ブラシでは落ちない汚れ」が関係しています。

お口の中はとても複雑で、歯ブラシの毛先が届かない部分が多くあります。

代表的なのが「歯と歯の間」「歯と歯ぐきの境目」。

特に歯と歯の間は、歯ブラシ単体では汚れ全体の6割程度しか落とせないといわれており、むし歯や歯周病が発生しやすい危険な部位です。

さらに厄介なのは、歯に付着した細菌のかたまり(歯垢)がそのまま放置されると、だ液の成分を取り込んで「歯石」に変わることです。

歯石は歯ブラシで除去できず、ザラザラした表面に汚れが付きやすいため、トラブルの連鎖を招きます。

また、コーヒー・紅茶・タバコなどによる着色汚れも、歯ブラシだけでは落としにくい汚れの代表格です。

 

◆補助清掃器具を使うとケアの質はここまで変わる!

こうした歯ブラシによる磨き残しをカバーするには、用途に合わせた補助清掃器具の使用がおすすめです。

磨き残しのプラークが減れば、歯石も付きにくくなります。

「毎日磨いているのになぜ?」とお悩みの方は、ぜひ以下の補助清掃器具を活用してみましょう。

 

【タフトブラシ】
毛束がひとつにまとまった小型ブラシです。
歯と歯ぐきの境目や奥歯の裏側、歯並びが込み入った部分など、歯ブラシでは届きにくいピンポイントの汚れ落としに効果を発揮します。

 

【フロス・歯間ブラシ】
歯と歯の汚れを落とす清掃器具です。
歯ブラシのみでは約6割にとどまる歯間部の歯垢除去率が、これらを併用することで8割から9割近くまで高まります。

フロスは歯間が狭い方に、歯間ブラシは歯間が広めの部位や歯ぐきが下がってきた方に向いています。

 

◆セルフケアとプロケア 両輪で守る歯の健康

以上のような補助清掃器具を使っても、お口の中の汚れをゼロにするのは至難の業です。

特に歯石や着色汚れは一度付いてしまうと自分では落とせないため、プロによる専門的なクリーニングが欠かせません。

定期的に汚れをリセットすることで、毎日のセルフケアがより効果を発揮します。

さらに、歯科を受診することで自覚症状のない初期のむし歯やわずかな異変を、プロの視点で早期に発見し、対処できるメリットもあります。

日々のケアの質を上げながら、定期的なプロケアでその効果をさらに高めていきましょう。

 

 

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