ハル歯科医院blog
「咬耗」ご存知ですか?
皆様こんにちは。
今日は、咬耗についてお話をさせていただきたいと思います。
「こうもう」と読みます。
これは上歯と下歯が噛み合わさり、歯が徐々にすり減っていくというものです。
「徐々に」という表現から容易に想像できるかと思いますが、咬耗は高齢になればなるほど発症率が上がります。
そして、少なくとも中高年の誰もが、少しは咬耗の状況になっています。
これは自然なことですし、見た目的にも症状的にもさほど問題ない状況であれば、咬耗症とは言いません。
しかし、歯ぎしりや食事の際の咀嚼などによって、咬耗がひどくなってしまっている方がいます。
これを咬耗症と表現します。
「咬耗」という言葉自体は聞き慣れないかもしれませんが、よくよく見てみますと、貴方の周囲のご高齢の方にも、咬耗症の方が多いのではないでしょうか?
咬耗は、特に問題となる症状が発生していないのであれば、治療は必要ありません。
経過観察となります。
治療が必要なケースは、噛んだときの激痛や知覚過敏というような問題症状が出てしまっているときです。
どのような治療を行うのかと申しますと、咬耗になってしまっている部分に、樹脂をつめていきます。
そうすることで痛みや知覚過敏を緩和できるだけでなく、見た目的にも美しくしていきます。
咬耗症の症状は放置していると、どんどんひどくなるケースもあります。
毎日毎日・・・痛みをガマンするというのは本当に苦痛です。
そんなに難しい治療ではありません。
咀嚼時の痛みや知覚過敏でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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