ハル歯科医院blog
海外で虫歯になってしまったら
先日こちらのブログで旅行前、特に海外旅行前には必ず歯科検診とPMTCを行い、虫歯があるようであれば、きちんと治療をしてから出かけましょうというお話をさせていただきました。
そこで今日は、もし海外で虫歯になってしまったら、どれだけ大変なことになるかを、アメリカとスウェーデンを例に、お話ししましょう。
まずはアメリカ。
とにかく、医療費が高額なことで有名です。
それなのに、日本のような健康保険制度がなく、低所得者は十分な医療を受けることができない国です。
日本人が旅行で行った場合、緊急歯科治療費用補償特約というものがついている海外旅行保険に加入していない限り、アメリカで健康保険に加入していない人と同じ扱いです。
虫歯治療で10万円以上かかることもザラなので、向こうで治療の必要が出ないように万全の準備をすべきでしょう。
予防歯科で有名なスウェーデンは、19歳まで歯科治療は無料です。それ以上の年齢に関しても保険制度がしっかりとしている国です。
虫歯になる人が少なそうな印象があることから、治療に関して不安を覚える方もいるかもしれませんが、治療に関してもハイレベルで、もしスウェーデンで虫歯になっても、先ほど同様、緊急歯科治療費用補償特約というものがついている海外旅行保険に加入していれば、治療自体は問題ないと思います。
どちらかというと、言語の方が心配で、英語が通じる人も多いとは言いますが、母国語はスウェーデン語なので、やはり「治療」となると不安でしょう。
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