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口臭の原因は舌にあり!?正しい舌ケアでいざ改善!

こんにちは。院長の春日井です。
12月13日は「煤払い(すすはらい)の日」です。

古来より、この日に家中を清めて新年を迎える準備をする習慣があり
これが現在の「大掃除」のルーツになったといわれています。

今年のうちに身の回りをきれいにして、気持ちも新たに新年を迎えたいですね。

さて、大掃除と同じくして、お口の中も汚れを落として清潔にし、日々快適に過ごしたいものです。

実は、お口の中では歯だけでなく、舌の汚れもさまざまなトラブルの原因となり得るため、注意が必要です。

 

◆舌の白い汚れの正体は?

鏡の前で舌を出したとき、まるで薄雪が積もったように表面が白くなっていることはありませんか?

この白い付着物は「舌苔(ぜったい)」と呼ばれるもので、食べかすやだ液の成分、口内ではがれ落ちた粘膜、
細菌などが原因で発生する舌の汚れです。

実は、この舌苔が口臭の主な発生源となっているのです。

これは、舌苔に含まれる細菌が悪臭のもととなる物質を作り出すためで、舌苔が厚くなると口臭も強くなってしまいます。

さらに、舌苔が厚くなると味覚を鈍らせ、味を感じにくくさせるおそれもあるため、気になる方はしっかり対処しましょう。

 

◆舌苔が増えやすくなる環境に要注意!

先に述べたように、舌苔は厚くなるほど、口臭などの悪化リスクが高まります。

とくに、以下の環境下では舌苔が厚くなりやすいため、注意が必要です。

・不衛生な状態
歯みがきが不十分な場合、口内が不衛生になり、菌やはがれた粘膜が舌に付着しやすくなります。

・乾燥した状態

口内でだ液の分泌量が減少し、だ液が持つ自浄作用や殺菌作用が十分に機能せず、舌苔が厚くなる原因となります。

口呼吸やストレスなど、無意識な習慣も乾燥の原因となるため、日頃から意識的に対策することが望ましいです。

 

◆今日から実践! 正しい舌ケア法

舌苔を予防・除去するためには「舌ケア」が効果的です。
以下のポイントをおさえて、毎日の習慣にしましょう。

・専用の舌ブラシを使用する
表面を傷つけないように、やわらかい素材の舌ブラシの使用がおすすめです。

・奥から前方へ、一方向に動かす
舌の奥から前方へ、一方向に優しく舌ブラシを動かします。
少しずつ横に移動しながら、3回程度で汚れをかき出しましょう。

・1日1回、起床時に行う
寝ている間に細菌が増殖するため、朝一番のケアがおすすめです。

・やりすぎに注意
舌はとてもデリケートな部位です。
一度にすべての舌苔を取り除こうとはせず、数日かけて少しずつケアしていきましょう。

 

◆舌ケアの疑問は歯科医院で解決!

舌のお手入れはご家庭でも簡単に行えますが、誤ったケアは思わぬトラブルを引き起こすおそれがあります。

力を入れすぎたり、過度にケアを行ったりすると舌を傷つけてしまい、かえって口臭が強くなることもあるため
注意が必要です。

当院では、一人ひとりのお口の状態に合わせて、正しい舌ケアの方法をアドバイスしています。
舌の状態にお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。

 

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