ハル歯科医院blog

放置NG!頬の内側を噛む原因と対処法

あけましておめでとうございます。
院長の春日井です。

 

毎年17日は七草がゆを食べて邪気を払い、1年の無病息災を願う「七草の日」です。

 

七草がゆをはじめ、日々の食事を楽しみつつ
十分な栄養を取り込むためにも、お口の状態は常に良好に保ちたいですね。

 

しかし、ふとしたときに頬の内側を噛んでしまうと、食事の楽しみにも影響を及ぼします。

 

中でも、頬を噛む頻度が高い方はさらなるトラブルに繋がるおそれがあるため要注意です。

 

そこで、今回は頬を噛んでしまう原因と対処法をご紹介します。

 

◆原因1:歯ぎしり・食いしばり

頬を噛む原因として、歯ぎしりや食いしばりが挙げられます。

歯は本来、噛んだときに頬を巻き込まない形状をしています。

しかし、夜間の歯ぎしりや、日中の食いしばりによって徐々に歯は削られていきます。

これにより歯の形やかみ合わせが変化することで、頬を噛みやすくなってしまうのです。

このようなケースには、専用のマウスピース(ナイトガード)の使用が有効です。

主に就寝時にナイトガードを着用して歯を保護することで、頬を巻き込んで噛むリスクを
減らすことができます。

 

◆原因2:親知らず

親知らずも頬を噛みやすくなる原因のひとつです。

お口の中では奥歯に行くほど、歯と頬の粘膜の距離が近づきます。

その中でも、親知らずはお口の最も奥に生えるため、頬の粘膜と接触しやすくなります。

とくに、親知らずは真っすぐに生えないことも多く、横向きや斜め向きに生えてくると
接触するリスクが高まります。

このように、親知らずが原因で頬を噛みやすくなった場合は、主に抜歯などの方法で改善を目指します。

 

◆原因3:かぶせもの・入れ歯のトラブル

歯科での治療直後に頬を噛みやすくなった場合、新たに入れたかぶせものがお口に合っていないことが考えられます。

また、入れ歯をお使いの方は、長年の使用により、入れ歯の歯がすり減ることで、頬の内側を噛みやすくなります。

これらが原因と思われる場合は、歯科でかぶせものの調整や、入れ歯の修理、作り直しなどを行い
改善に向けた対処をしていきます。

 

◆症状に心当たりがあれば早めの相談を!

食事中など、まれに頬の内側を噛む程度であれば、さほど気にはならないかもしれません。

しかし、これが何度も繰り返されると、食事の楽しみを損なうだけでなく、口内炎などのトラブルを引き起こすおそれもあります。

お口の快適な状態を保つためにも、たびたび頬を噛んでしまうことに心当たりがあれば、まずはお気兼ねなく当院へご相談ください。

 

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