ハル歯科医院blog
歯の寿命
皆様は歯に寿命があるとお考えでしょうか?
これは歯科医師であっても、解釈の仕方で答えが変わるものです。
年齢を重ねていけば、歯が汚れてきたり削れてきたりということはあります。
でもだからといって、「歯が寿命に達したと解釈するのはどのタイミング?」といわれると難しく、歯に寿命はないという話になるかもしれません。
ですが、虫歯や歯周病で歯が抜け落ちていくということがあるわけで、それを寿命と捉えると、歯には寿命があるということになります。
厚生労働省の調査上では「歯の寿命」というカテゴリーが存在しています。
それに伴って、歯の寿命があると断言するなら(平成11年の調査なので、ちょっと古いのですが)歯種によって異なるものの大体50年から67年で寿命が来ることになっています。
医学が進歩して人間はとても長生きになりました。
人間を作り上げた神様が今の長寿時代を想定していれば別ですが、想定していなかったと仮定すると、おそらく今の日本の平均寿命まで歯が耐えられる構造にはなっていないように感じます。
それが厚生労働省の調査に現れているような気がします。
となると、私たちは本来の歯が持つ寿命をのばしていく必要があるわけです。
そのためには歯を虫歯にしないこと、歯周病を予防することが重要であると私は考えます。
歯の寿命をのばし、80歳まで健康な歯をキープして、自分の歯で食べたり会話ができる幸せな老後にしたいものです。
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