ハル歯科医院blog

哺乳瓶齲蝕について

6日、ヘンリー王子とメーガン妃の間に、第一子が誕生したことがニュースになっています。お名前がアーチーであることも発表され、とても可愛らしい赤ちゃんがお披露目されました。

せっかく英国がお祝いムードに咲いているところですので、本日は赤ちゃんの歯に関係するお話をさせていただくことにします。

赤ちゃんの歯の問題で多く取り上げられるのが、「哺乳瓶齲蝕」です。
「ほにゅうびんうしょく」と読みます。
ミルクや母乳を飲ませながら寝かせる・寝かしつけをする行為を継続していると、虫歯を引き起こす原因になりやすいのです。
赤ちゃんはミルクや母乳を飲みながらですと、スムーズに寝ることが一般的です。
ですので、このような行為をなさっているご家庭は少なくないと思います。
しかしこれが、哺乳瓶齲蝕に繋がるというお話なのです。

寝かしつけに、ミルクや母乳を飲ませてはいけないとはさすがに言いません。
しかし哺乳瓶齲蝕予防を考えるなら、1歳を過ぎたあたりから離乳を進め、離乳が完了したら、哺乳瓶にお茶や白湯を入れて飲ませるようにしていきましょう。
一番厄介なのが、完全母乳育児です。
もちろん子育てという側面で母乳は素晴らしいのですが、哺乳瓶をうけつけないとなりますと、なかなか母乳ナシの寝かしつけを習慣づけることが難しくなります。
そのため、早い段階で哺乳瓶にも慣れさせておくことも、虫歯予防という側面では一つの手段となります。

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