ハル歯科医院blog
虫歯のステージについて
滋賀県守山市のハル歯科医院です。
虫歯の種類は「ステージ」で表現されることが多いです。
今回はこの「ステージ」について、ご説明してまいりましょう。
➀ CO
「Caries Observation」の略でCOと呼びます。状態は、日本語で表すと要観察歯です。
これは、歯のエナメル質をほんの少しだけ溶かしている段階となります。虫歯はまだ歯髄まで進行していないため、治療は不要となります。
② C1
虫歯の初期段階となるのが、C1です。虫歯菌がエナメル質内部にのみ進行している状況です。痛みを感じることは、ほとんどない状況ですので定期的なチェックで見つけ出し、必要な治療を受けることがベストになります
③ C2
虫歯がさらに進み、象牙質に影響が出ている状況がC2です。C2になってきますと、食べ物を食べたときに「歯がしみる」という症状が出てくることが多くなります。
歯の欠損や黒ずみという目視での確認もできる状況になるので、このステージで多くの方が歯科医院を訪れます。
④ C3
C2より深刻な状況となっているのがC3で、菌が歯髄まで到達してしまっています。
患者様においては激痛や腫れなどの症状が出るケースが多いので、「すぐに診ていただきたい」というお電話を頂戴するパターンがハル歯科医院では多いです。C3になりますと、根管治療や抜歯など、専門的な治療になることがあります。
⑤ C4
虫歯が最終段階に達してしまっている状況なのが、C4です。C4は歯髄が完全に破壊してしまっているので、痛みの感覚がほとんどない・痛みがまったくないという患者様が多いです。残念ですが機能的にも審美的にも回復が困難な状況で、抜歯治療となります。
いかがでしたでしょうか?
いずれにしても虫歯予防に注力することが大事で、もし定期健診でCOの段階を発見したならば、その状況をキープすべく、フッ素塗布などの予防処置を実施することがベストとなります。
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