ハル歯科医院blog
日本は本当に歯科医師が多いのか?
もしかしたら聞いたことがある人も多いかもしれませんが、日本は今、コンビニよりも歯科医院の数が多いといわれています。
歯科医院、歯科医師が溢れかえっていると話す人も多いのですが、本当のところこれはどうなのでしょうか?
視野を広げて世界を見てみましょう。
WHOが行った、平成17年歯科疾患実態調査に経済協力開発機構に加盟する21ヶ国における比較がなされています。
この比較は、人口1000人あたりの歯科医師数の統計となっているのですが、一番多い国が歯科医師1名でアイスランドとデンマークになっています。
そして日本はといいますと、実は0.7人。
そしてこの統計の平均値が0.65人となっていますので、世界的な視野で見て日本が特段、歯科医院、歯科医師が溢れかえっているという状況かというと、そうではないように判断できます。
ではなぜ、歯科医院、歯科医師が溢れかえっているなどと、言われてしまうのでしょうか?
ここからは私の考えも入っておりますが、おそらく諸外国と比較して日本人は歯医者に行かなすぎるのだと思います。
つまり歯医者嫌いが多いもしくは、デンタルケアや予防歯科に対する意識が低いということです。
これはあまりよい状況ではありません。
ご自身の歯の健康を守るために、諸外国レベルまで歯に対する意識を向上させたいものです。
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